名探偵シリーズ

2008 年 10 月 17 日

アブナー伯父

アブナー伯父はアメリカの推理作家メルヴィール・ダヴィッソン・ポーストの作品に登場する名探偵。
ジェファーソン大統領の時代あるいは南北戦争より10年ほど前という設定で、ウェストバージニアの山奥で牧場を営んでいる。
大柄でがっしりした体つきで喧嘩となるとアブナー以外は馬で帰れない、というほど強い。
しかしその一方で非常に信心深く、馬泥棒をリンチしようとする群衆を「私は犯人に同情はしない、だがリンチは法治を崩壊させる元だ」と諌めるなど、分別をわきまえた民主主義の擁護者でもある。

治安判事のランドルフや甥で物語の語り手であるマーティンとともに開拓時代の様々な事件を論理的な方法によって紐解いてしまう。

エラリー・クイーン

エラリー・クイーン、同名の推理作家エラリー・クイーンの推理小説の主人公で探偵、推理作家である。
第二次世界大戦中は、脚本作家として戦意高揚映画作成のためにハリウッドではたらいていたこともある。本業は推理作家だが、ニューヨーク市警に勤める父リチャード・クイーン警視を助けて、数々の難事件を解決する。幼い頃に母を失っており、現在はニューヨーク市マンハッタン西87番街のアパート最上階に、父とともに居住。

身長は6フィート(約183センチメートル)、黒い髪、銀色の瞳。縁なしめがね(鼻めがねの場合もある)をかける。洋服はイギリス製のツイード。軽いステッキを携帯している。趣味は、野球観戦からクラシック音楽の鑑賞、ミステリ初版本の蒐集まで多彩。愛車はデューセンバーグとされるが、『消えた死体』ではキャデラックを乗用しているなど、一概には特定できない。

ジョン・イヴリン・ソーンダイク

ジョン・イヴリン・ソーンダイクはイギリスの推理作家、オースティン・フリーマンの作品に登場する法医学者・名探偵である。
シャーロック・ホームズによって成功した『ストランド・マガジン』誌に対抗したライバル誌『ピアスンズ・マガジン』誌に連載されたもので当時ホームズと人気を二分していた。

高身長にして強靱であるが名探偵としては珍しく、これといった奇癖がない。
聖マーガレット病院で医学を学んだ後、法廷弁護士の資格を得た。ロンドンのキングス・ベンチ・ウォーク5Aに住居兼法医学研究所を設けて法医学や病理学の研究にいそしみ、また聖マーガレット博物館の管理も行っている。
友人のジャーヴィス医師や研究所員で時計師のナサニエル・ポルトンの協力をえて事件の捜査を行う。

C・オーギュスト・デュパン

C・オーギュスト・デュパンは、エドガー・アラン・ポーの短編推理小説に登場する架空の人物で、世界初の名探偵といわれる。

五等勲爵士。フランスの名門貴族で、シュバリエであったが、いくつかの不幸な事件により財産をなくす。
パリ郊外サン・ジェルマンの辺鄙な淋しいところ(パリ市、フォブール、サンジェルマン・デュノ街33番地)にある崩れかけた古い怪しげな館に、事件の記述者である「私」と同居。

昼は戸を閉め切った真っ暗な部屋で強い香料入りの蝋燭に火をつけ、読書と瞑想にふける。夜はパリの街を徘徊して大都会の闇と影を愛する。

趣味は「夜自体のために夜に魅了されること」(”to be enamored of the Night for her own sake”)。

デュパンの奇人ぶりは、詩人としてのポーの嗜好を反映している一方で、シャーロック・ホームズをはじめ後の名探偵の人物像に少なからぬ影響を与えている。

また、第二作『マリー・ロジェの謎』では、新聞に掲載された記事のみを頼りに事件の真相を推理しているため、安楽椅子探偵の元祖といわれる場合もある。